ソシエテ通信」カテゴリーアーカイブ

ソシエテ・リベルテinkobe こどもが育つを「つくる」8/9開催レポート

お盆直前の8月9日、ソシエテ・リベルテ in kobeの第2回目が開催されました。

い草のかおり香る素敵な空間、リベルタ学舎さんのNEWオフィスで、

新しい畳広がる会場に、思わずごろんとしたくなる衝動をおさえつつ、

ただ、非常にリラックスした雰囲気の中、今回もゲストの方の濃厚で熱いお話しをうかがいます。

 

 

今回のゲストは、

前回に引き続き、「野遊び研究家」の山崎春人さんと、

丹波市で里山保育「くりぼう会」をたちあげた吉田貴美さん、

篠山市で「インターナショナル デモクラティックスクール まめの木」を運営されている西村源さんの3名。

(左から吉田貴美さん、西村源さん、山崎春人さん)

 

実際、丹波地域で子育て・教育の新しいカタチを実践されているみなさまのお話。

どういうきっかけで、どのようにその場がつくられているのか、

都会・田舎問わず今たくさんの方が考えている子育ての最適なカタチとは?

丹波地域の実態を知りながら、その考えを深めていきます。

 

 

今回、ゲストでいらっしゃった貴美さんも源さんも、

小さなお子様をもつ親御さん。

子育てや教育の現場としてあたらしい取り組みをおこなっていらっしゃいますが、

それらのきっかけは、両氏ともご自身のお子様がきっかけだったそうです。

 

形式や細かなやり方等は違うものの、

『こどもがやりたいことによりそう姿勢』を大事にしているお二人のお話しは、

たくさんの情報や固定概念みたいなものであふれてしまっているこの世の中において、

いらないものが削ぎ落とされていくような感覚になりました。

 

なにか基準を決めてそこへ向かっていったり合わせていったりすることは、

楽で早くて良いことなのかもしれないけど、

きっとなにかしらのフラストレーションはたまってくる。

そんな実体験をしたお二人は、その違和感と向き合って今のカタチを作ってきました。

 

 

なにがいい、なにがわるいということではなく、

両方の狭間で全体をどうコントロールしていくのか。

 

第1回目同様、大人の立場である人達が

いかに余白をもって楽しんだり考えたりすることができるのかが、

たくさんのすてきなことに繋がっていくんだなということを

改めて感じる濃厚なゲストトークとなりました。

濃厚なゲストトークに参加者の皆様も聞き入ります。

 

 

その後は、毎度恒例の丹波のおやつのじかん!

今回は、丹波乳業さんのヨーグルト

丹波ブルーベリー研究会さんのブルーベリージャムです!

おこさまも一緒におやつタイム

 

グループセッションも盛り上がります!

 

 

 

今回は、前回同様グループセッションを行った後、

最後に参加者さんひとりひとりに、『一言宣言!』なる宣言をしていただきました。

 

今日のお話しをきいて印象に残ったこと

それをもって自分はどうしていこうか

今後どういうことに意識をおいていこうか

ということを簡潔にまとめていただきみんなで共有しました。

 

みなさん、自分らしい宣言をされてる姿が非常に印象的でした。

 

 

ゲストトークの中で、

「教育はみんなでやるもの。各家庭のものになりがちなことをみんな一緒になって考えることが大切。」というお話しがあったとおり、

今回のソシエテ・リベルテでも、みんな一緒になって考えたことにより、本当に様々な意見や考えをうかがうことができました。

このセッション01「子どもが育つをつくる」を開催していくにあたって、

みんなでつくっていくということの大切さを改めて感じることのできる2時間となりました。

おこさまのワークショップも毎回レベルが高いです!

 

 

参加者のみなさまを始め、ゲストの方にとっても非常に刺激の多いソシエテ・リベルテ。

そんな次回のソシエテ・リベルテ第3回目は、

丹波地域を味わい体感する丹波地域満喫ツアーです!!

 

実際に足を運び、丹波地域の実態に触れながら、学びを深め、

丹波地域をまるごと味わう体験プラン!

 

ソシエテ・リベルテならではのツアーなので、他にはない体験が目白押しですよ!

 

是非是非ご家族ご友人お誘い合わせのうえ、ご参加ください!

※詳細は、後日発表致します。

 

===================================

 SESSION 01 3 . 味わう EXCURSION

日時:8月26日(土)9:30-17:00(※三宮にて集合・解散)

場所:丹波地域(集合場所は三宮)

お申し込みはこちらから

===================================

 

 

 

 

 

 

 

丹波のおやつ dish.4

ヨーグルトに続いて紹介しますのは、

この時期、町中がこちらのフルーツで色めきだす、

丹波の気候が生んだ「青い宝石」、

ブルーベリーを使った丹波ブルーベリー研究会さんのブルーベリージャムのご紹介です!

 

さぁ、こちらのブルーベリー、

なにがどうすごいのかって、

そりゃもう、この粒感っ!!

 

「え、これっジャムでしたよね?」ってなっちゃうくらいのこの粒感っ!!

 

瓶の中にスプーンをいれようもんなら、

我れ先にとつぎつぎでてくる大粒の宝石たち。

 

これまでのジャムの概念を覆す、ジャム界の新参者。

 

 

丹波特有の寒暖差のある気候の中で濃厚な味わいを育んだブルーベリー。

そのため酸味が少なく食べやすく、甘みの濃い味わいが特徴です。

 

 

パンにつけてもよし、おしゃれパンケーキに盛りつけてもよし、そのまま食べてもよし。

なんとありがたいことに、明日は丹波乳業さんのヨーグルトがあるから、

ヨーグルトインしちゃってもいいですね!

 

いやーもう今から楽しみで仕方ない、

丹波のおやつのご紹介でした!

 

《丹波ブルーベリー研究会さんのたんばブルーベリ―ジャムについて、詳しくはこちらから!》

丹波のおやつ dish.3

毎度みなさまおまちかね、丹波のおやつのお時間です。

 

といっても、なんちゅう時間に…!

こんな時間におやつだなんて…!

 

いやいや、こんな時間だからこそのこのチョイス。

お風呂上がりに食べてもいいし、明日の朝ご飯に食べてもいい。

言うなれば、お昼にでも夕方にでも食べてしまっていい!

 

そんなオールマイティ、どんなTPOでもいけちゃう丹波スイーツを

今回はご紹介致します。

 

まず一品目、

丹波のこどもたちはこれで大きくなっているといっても過言ではない、

氷上牛乳でおなじみの丹波乳業さんのヨーグルトです!

どどんと、君臨されたこちらのヨーグルト。

丹波産、こだわりヨーグルトとありますが、一体なにがどうこだわっているのでしょう。。

 

丹波乳業さんのヨーグルトは、新鮮な生乳を原材料としてたっぷりと使用しております。

なので、驚くほどまろやかで優しい、そして牛乳の味わいも豊かに感じることができる、

丹波乳業ならではのヨーグルトなのです。

 

地元丹波産の牛乳にこだわって、しぼりたてのものをすぐに加工しているので、

新鮮は新鮮でも格の違いを見せる程の新鮮さレベル。

生乳の質がこれほどまでにないすばらしさです。

一口食べた瞬間この「味の違い」が瞬時に感じることができる贅沢な逸品。

 

明日のソシエテ・リベルテでは、

丹波でしか味わえない○○入りのヨーグルトや、丹波と言えばな○○ヨーグルトもお持ちします!

丹波の味わいをおたのしみくださいー!

続きましての『丹波のおやつdish.4』では、ヨーグルトとも相性抜群のあの丹波の宝石が……!

 

 

《丹波乳業さんのヨーグルトについて、詳しくはこちらから!》

ソシエテ・リベルテinkobe こどもが育つを「つくる」7/26開催レポート

先日、7月26日水曜日、

ソシエテ・リベルテ inkobeの第1回目が開催されました。

今回からスタートしたセッション01は、

子どもが育つを「つくる」がテーマ。

会場は、今回神戸編で共催となるリベルタ学舎さんの新オフィス!

…といっても、まだプレ中のプレの状態で、

床にはシートが貼ってあったり、角の方には工事道具が置いてあったりと、

通常では中々入ることのできない非常に貴重なタイミングの中での開催でした。

こちらのオフィス、

壁塗り等はすべて自分たちで行ったというDIYオフィス!

今回、神戸で行われるセッションは、

全4回のプログラムを通して自ら工夫して生活を「つくる」楽しさをかんじてもらうことをテーマにしており、「つくる」が実は重要なキーワード。

「つくる」がテーマであるこの神戸編を、今、自分達で作り上げていっているこの会場で開催することがとても意味あることなんだと語る代表の湯川カナさんのお言葉通り、会場もテーマも「つくる」でばっちりと整ったところで、いよいよ会がスタート!

参加者さん同士の自己紹介がおこなわれたあと、

待ちに待った今回の特別プログラム…!

今回のゲストである野遊び研究家・山崎春人さん(通称マリオさん)による『野遊び教室』の時間です!

丹波の山で採れた草木を使って、

おこさまはもちろん、大人も必死になって遊びます!

爪がピカピカになる葉っぱ、

ブローチになる葉っぱ、

笛や草履に大変身する葉っぱなどなど、

そんじょそこらのおもちゃでは体感出来ない、

自然いっぱいの野遊びのひとときに参加者のみなさまも大満足でした!

野遊びで楽しんだあとは、ゲストによるトークセッション。

第1回目のトークゲストは、

野遊び研究家の山崎春人さん

保育士起業家の小笠原舞さん

そして、リベルタ学舎代表・ライター・社会起業家の湯川カナさん

というこれまでたくさんのあたらしい場をつくってきた3名の

非常に濃厚で学び深いトークセッションとなりました。

3名の熱いセッションで気持ちがみたされたところに、

ソシリベおやつ担当・つねまつが、なにやらおしゃれなおぼんを持って登場!!

そう、このソシエテ・リベルテinkobeでは、

なんと毎回選りすぐりの丹波のおいしいおやつが食べられるのです!

おなかもこころもみたされるとはまさにこのこと!

今回は、

宮垣農産さんの甘くて濃厚な人参ジュース

芦田ポートリーさんのキャロットケーキをご用意致しました。

からだにもこころにもやさしくて、そしてとまらなくなってしまうほどおいしいスイーツに

みなさん、大満足の様子でした。

ソシエテ・リベルテでは、ただトークゲストのお話しをきいて終わりというわけではありません。

ゲストのお話しをきいて、どう感じたか、これまでどのように感じていたかなどなど、

自分の中のもやもやや違和感をみんな一緒に共有してクリアにしていく。

語り合う場があるからこそ、自分の本当の想いにきづくことができます。

話を聞いたり、おやつを食べたり、おはなしをしたり。

その場にいるみなさんといっしょに場をすごし、

その中でたくさんの気づきや発見をしてもらうことが今回の第1回目のミッション。

参加したみなさまは、いったいどんな気づきを見つけられたのでしょうか。

次回は、自由な子育てのかたちを実践・サポートしている「インターナショナルデモクラティックスクールまめの木」の西村源さんと、

自然と共に子どもと過ごしながらたくさんの学び場を提供している「くりぼう会」発起人の吉田貴美さん、

そして第1回にひきつづき、「野遊び研究家」の山崎春人(マリオ)さんをゲストにお迎えし、

丹波地域の子育て・教育の現状を知りながら考えを広げていく2時間です。

現在、子育てや教育の環境にいない方でも、

いろいろと学び深い2時間になるはずです。

ぜひぜひご参加くださいませ!

=============================

 SESSION01 2 . 知る CASE STUDY

日時:8月9日(水)10:00-12:00

場所:リベルタ学舎

ゲスト:山崎春人さん/吉田貴美さん/西村源さん

=============================

東京プレセミナー

ココロ動くローカル~ソシエテ・リベルテin東京いよいよ開催

ビジョナリーの小橋昭彦です。

ソシエテ・リベルテ東京編が8月3日(木)夜、いよいよスタートします。(写真は3月に行ったプレ的なセミナーの様子です。)

東京編は国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)さんとの共催。ソシエテ・リベルテの東京編をやろうと考えた時、真っ先に思い浮かんだのが、GLOCOMさん。

社会学研究では先端を走っていらっしゃるし、ぜひ、GLOCOM関係のみなさんと「自由と地方創生」をテーマに語り合いたいと思ったのです。

田舎をヒントに

自由というのは、現代社会においてたいへん重要なキーワードですよね。インターネット社会は、個人の自由の可能性を大いに広げてくれている。自由を最大限に尊重しようと、そういう考え方がある。

一方で、福祉や平和や安全、環境のことを考えると、多少個人の自由を制限しても、公共の利益を追求しなくてはという側面もある。

で、田舎で暮らしていると、この「公共」と「自由」がより見えやすい気がするんですよね。田舎のコミュニティって、つきあいが深いから、村の掃除にしても神社のことにしても、いろいろとルールがある。

明確なルールがなくても、近所の眼が気になって、なかなか「自由」にできないとか。それがいやで出ていく人もいる。

田舎なりの自由

一方で、最近の丹波地域を見ていると、「自由な人が多いな」と感じることが多い。たとえば、最近話題になった書籍『ライフシフト』で予測されている未来のような生き方をしている人がいる。

特に典型的なのは「ポートフォリオワーカー」のような人。ヨガ講師でありデザイナーでありイベント屋さんみたいな、複数の肩書を持つ人々。

ぼくが創業に関わった「株式会社ご近所」で働く移住者たちもそう。ご近所での仕事上の役割はもちろんあるけど、週末などにはさまざまな地域の活動に関わっている。自分の居場所が、何カ所にもあるんですよね。

そして、そんな挑戦の場所が多くあることに魅力を感じて、移住してくる人が増えている。その結果が、いま兵庫県でも「熱い」と言われる丹波地域の現状を生んでいるのかもしれません。

キャズムを越える

だけど。そうは言いつつ、東京一極集中って変わらないんですよね。

着実に地域への関心は高まっているし、挑戦する人も増えている。イノベーター理論で言えば、イノベーターやアーリーアダプターは、すでに地方に移住し、日本の各地で、ユニークな地域活性活動を繰り広げている。
メディア等で、それらの活動を目にする機会も増えた。

でも。

大きなトレンドでいえば、東京一極集中は是正されない。アーリーマジョリティに移る「キャズム(溝)」が越えられないってことですよね。

それはなぜなのか。どうすれば越えられるのか。

ソシエテ・リベルテ東京編では、そんなことを語り合いたいと思っています。研究者や企業人、みんなで話しましょう。

東京編では、一般の方も参加しやすいように、ラウンド・テーブル形式で行います。まずは外縁の椅子に座って議論の行方を見ておく。そんな気軽なところから参加可能です。

気鋭のスピーカーがメインテーブルに

さて、そのメインテーブルについていただくメンバーがいよいよ決定しました!(以下順不同、敬称略)

  • 山口智幸(パナソニック株式会社スペース&メディア創造研究所)
  • 田窪亜矢(ホームワーカーズコミュニティ株式会社代表取締役)
  • 市毛勇治(日本経済新聞社)
  • 永原篤(株式会社オープンソース・ワークショップ)
  • 藤井貴志(株式会社インプレス執行役員/編集長
  • 前川徹(GLOCOM所長)
  • 庄司昌彦(GLOCOM主任研究員)
  • 菊池映輝(GLOCOM客員研究員/慶應義塾大学政策・メディア研究科博士課程)

ううん、なんとも豪華! もうね、どんな話が飛び出すか、わくわくします。おそらく、この場から新しい時代へのシフトが始まった、そんなことを語り継がれる場になるんじゃないか。いや、そうしたいと願っています。

丹波地域からも現場の声を届けます

そしてそして。やっぱ、現場の様子を都心でもしっかり把握ができてこそ議論も深まります。そこで毎回、丹波地域から「ゲンバ」を持ち込みます。

毎回参加するのは、地域PR会社「株式会社ご近所」で活躍する二人の女性。

  • 恒松智子(株式会社ご近所取締役)
  • 中川知秋(株式会社ご近所デザイナー)

第1回では、ゲストスピーカーとして、兵庫県内でも熱いと評判の丹波地域で起こっているできごとをご紹介します!

なお、小橋昭彦も、進行役として、毎回、参戦いたします。

東京編に参加して時代の目撃者に

さあ、あなたも、「ソーシャルシフト」の目撃者になりませんか?

地方への移住を考えている方はもちろん、自治体と組んでビジネスを計画されていらっしゃる企業様、地方でのサテライトオフィスやテレワーク連携を検討されている企業様など、地域との関わりを作ろうと考えていらっしゃる方々に最適です。

お申込みはこちらから

guest.1 マリオさん

コンテンツ・コーディネーターのつねまつです。

丹波のおやつから、バス、ゲストまで、なんでも

コーディネートをする担当です。

 

 

夏ですね。川遊びに山遊びが楽しい季節です。

でもね。山に入っちゃダメ、川もあぶない、

草なんて食べたらアカーーーン!

って。都会ではなく、とても自然豊かな田舎でも、

今じゃ、こんな風に言われているんです。

自然は豊かなのに、遊べないってね…。

雄大な自然をまえに、

 

なんとも歯ぎしりです。

 

だから。

ソシエテ・リベルテin神戸 セッション1の

こどもが育つをつくる①のゲストにマリオさん

を迎えました。

 

 

山遊びあり、川遊びあり、食べられる草も

探しちゃう、「野遊び研究家」です。

 

ナニモノかっていうと、

幼児教育の専門家で、日頃は大学で教鞭をとり、

丹波ではこども園のお散歩や、森遊び・遊びの学校

の校長先生でもあります。子どもたちから大人気!

(あやしくない、ちゃんとしてます)

 

 

森林インストラクターとして山の植生調査や、

地域の山の間伐作業といった活動もしてます。

つまり、

子ども教育のプロ ✖  野山のプロ です。

 

 

子どもじゃなくても、大人でも楽しいんですよ。

マリオさんとの山道歩き。植物の名前をいっぱい

教えてくれて。草花で「楽器」つくって、ピーーッ

ピーッって、音を鳴らしながら山道をあるいて。

「これ、食べれるでぇ~」って教えてくれて、

食べさせてくれる。

 

 

甘かったり、酸っぱかったり、苦かったり、なんか

の味に似ていたり。ときには、天ぷらで美味しく

食したり。

 

 

はたまた、「匂い嗅いでみぃ」と言われて恐る恐る

葉っぱに鼻を近づけると、びっくりするほど臭かっ

たり。

 

たあいなく素朴な野遊びですが、こうやって、

ひとつひとつ記憶していくんだなぁと、大人に

なっても思うのです。

主に、食べられる草花の知識だけですけどね。

 

大人でさえ、こんなに発見が多いんですから

子どもはなおさらですね。きっと。

 

さて、明日は、そのマリオさんが、丹波の森を

神戸に持って来てくれますよ。枝ごと。

食べれる草花も、ある…かもしれませんね。

 

———————————————-

ソシエテ・リベルテin神戸

セッション1

「こどもが育つをつくる」

2017年7月26日(水)開催

———————————————-

 

丹波のおやつ dish.2

 

丹波のおやつ、ふた皿目は、卵農家のスイーツ。

芦田ポートリーさんのキャロットケーキですよー。

 

 

dish.1で紹介した宮垣さんちのお隣が、この卵農家

の芦田ポートリーさんなんです。というわけで、

人参コラボです。お隣の農家・宮垣さんの人参を

食べて育った鶏の卵と、宮垣さんの人参をたっぷり

つかったケーキなんです。人参度がハンパない!

 

 

このケーキがうまれたのは、鶏のエサ用にといただ

いた人参がきっかけだったそう。エサ用に人参を

切っていたら、ミツバチが寄ってきて人参から出た

シロップを吸うほどだったのだとか。

そこで糖度を測ってみるとなんと9~10度も!

 

こんなに甘い人参ならば! と、試行錯誤で完成した

のがこのキャロットケーキ。農薬を使用せずに

栽培された人参だから、皮ごとたっぷりとケーキに

1/3ほど入れています。

どれくらいの人参かというと、ケーキの材料の中で

一番多く入っているのが人参です。

 

 

相当の量ですよ。切り分けると、黄みとオレンジの

濃~い色合い。でもね、人参臭くないんですよ。

ほのかな甘み、素朴な甘みのおやつです。

パティシエじゃない、卵農家のスイーツだから、

素材のおいしさを引き立てるシンプルなレシピに

徹してるんだとか。

 

芦田さんと宮垣さんの農家コラボはこれだけでは

ないんです。鶏小屋に敷かれたもみ殻は鶏が糞と

一緒に、宮垣さんちの田んぼの土づくりの堆肥

として使われています。

土づくりが美味しい人参やお米を育むんですって。

農業って自然と共にというイメージがありますが

思いのほか科学的なんですねー。酸性の土壌を

アルカリ性にするためには、堆肥をどっちゃら

こっちゃら…とかとか。

 

さて、ポートリーさんのお話に戻します。

芦田ポートリーさんは風通しの良い平飼いの鶏舎で

のびのびとと鶏をそだてる農家さんです。

 

 

昔はあたりまえだった、農家の庭に飼われた鶏が

卵を産み、それをいただく「庭先たまご」。

ポートリーさんの鶏舎に行くとその風景がみれます。

 

 

その鶏舎から卵を拾ってきて卵かけごはんを楽しむ

イベントとかもやってるんですよ~。ほかにも、

社長がつくる出し巻や煮卵の美味しさったら!!

卵を産まなくなったひね鶏でつくるソーセージや

ハムも売ってますよー。

スーパーでパック卵を買うのとは違うお付き合いの

できそうな農家さんでしょ。

 

 

おやつの話から遠ざかってしまいましたが、

7月26日(水)のソシエテ・リベルテin Kobeの

丹波のおやつは、人参コラボで、人参ジュースと

キャロットケーキです♬

どうぞ召し上がれ~!

 

おやつ係、コンテンツ・コーディネータつねまつ。

丹波のおやつ dish.1

 

ソシエテ・リベルテのお得企画、丹波のおやつ。

なにがお得って、これまで沢山、丹波の食べもの

企画をしてきた丹波スタッフが、選りすぐりの

おやつを、当日、会場までもっていくんです。

 

 

丹波でしか買えない、農家さんにお願いして、

とれたてを…。という、贅沢なやつにしようと

思ってます。

 

米と、野菜と、果物と、牛と、鶏を育てている丹波

だから、牛乳屋さんも、パン屋さんも、和菓子店も

スイーツ店も、食品加工メーカーもありまして。

 

丹波の食材に惹かれて、移住してきたパン屋さん、

料理人もいるくらい。

 

さて、最初のおやつは、人参から!

そう。おやつです、人参。

 

だって、糖度9以上ですから。スイーツなみ。

ミツバチも寄ってくるくらいの甘さ。

この甘ーい人参をジュースにしちゃったのが、有機

農家の宮垣農産さん。丹波では珍しい大規模農家で

人参ジュースにする人参、ワンシーズンで10トン!

 

だから、贅沢~に、有機栽培の人参が、ひと瓶に

まるっと2本分入っています。

 

ジュースの原料は人参が98%!あと、ほんの少し

梅エキスとレモンエキスで2%。

ほとんど人参だけなんですよー、このジュース。

瓶から注ぐとき、とろ~り、すりおろした人参の

果肉入りなのも贅沢です。しかも、ぜんぜん人参

臭くない。

 

 

 

宮垣農産さんは、宮垣さん家族4人と地元に暮らす

男性1人の5人で運営する農家さんです。

 

 

耕地面積は、甲子園球場6~7個分。しかも、手間

のかかる有機栽培で、お米や人参、トマトや小豆を

育てています。

宮垣さんは、約25年前から丹波のなかでも先駆的に

有機農業をはじめた方で、丹波の有機農家の

おやっさん的な存在です。

 

そうそう!

宮垣さんが育てた有機米は、お米は嗜好品とうたう

百貨店のお米セレクトショップのお眼鏡にもかなっ

た逸品なんですよ~。

 

丹波のおやつ企画は、

なにを選んだらいいか分からないくらい飽和する

食の中から、これは良いよ!という丹波の農家さん

をクローズアップ。そうすることで、牛乳はココ、

お米はココ、お野菜はココとココよね…、なんて、

スタンダードを持てるようになったり、自慢の

食卓がつくれるようになったらいいなーという、

ひそかな想いをもっていたりするのです。

 

おやつ係、コンテンツ・コーディネータつねまつ。

 

子育てだってもっと自由になる、きっと~ソシエテ・リベルテin神戸セッション1

ビジョナリーの小橋昭彦です。

ソシエテ・リベルテ神戸編はいよいよ7月26日(水)からスタートします。第1セッションは親子対象として、午前10時からの開催です。

せっかくの夏休み、自由研究の助けにもなるように企画しましたよ。

あそびの学校

神戸編は一般社団法人リベルタ学舎さんとの共催。名前からしてソシエテ・リベルテにぴったりのパートナーですよね。

それだけじゃなく、Yahoo!JAPAN創業メンバーでありつつ、ストックオプションを断ってイタリアに移住したという代表の湯川カナさんの自由さが、なんともぼくの琴線をくすぐるわけで。ぜひ一緒にやりたいとプロポーズしました。

不便クリエイティブ!

企画をつめる際には、リベルタ学舎のお母さんスタッフが大活躍。そんな企画会議で、田舎の「ばっかり料理」の話をしたんですね。

ばっかり料理っていうのは、「ナスばっかり」「トマトばっかり」っていう食卓のこと。たとえば夏になるとトマトやナスが毎日どんどん出てくる。それを食べないともったいないからどうしてもそればっかり料理になる。そこで、同じナスでも漬けたり煮たり、焼いたりとさまざまなバリエーションを工夫する。それって、「今日はこれを作ろう」と決めてスーパーに行っちゃう都会の食卓とは、どこか違うのじゃないかと。

婦木農場の食卓

すると、湯川カナさん、それはすごくクリエイティブだと。一気に「つくる」という神戸編を貫くコンセプトが生まれました。

畑では、スーパーの棚のようには野菜は揃わない。だけど不便ゆえに、農家さんの食卓は創造性に満ちている

同じように、子育てでも、住まいでも、田舎には不便ゆえのクリエイティブがあります。

そんな「不便クリエイティブ」な田舎に出会ってほしい。するときっと、都市で暮らす日常のヒントにもなるから。

丹波の絶品もついてくる

そして。会場では毎回、「不便クリエイティブ」が生んだ丹波の絶品をお持ちします。選ぶのは、チーム・ソシエテ・リベルテの一員であり地域PR会社「ご近所」取締役の恒松智子。ご近所っていうのは移住者ばかりがスタッフの会社ですが、彼女も大阪経由滋賀からの移住者です。

丹波の絶品

そんな彼女が、丹波地域で出会った絶品をセレクト、毎回お持ちします。食べられそうな濃厚ヨーグルト、搾りたてというしかない人参ジュース、ケーキにパンに。何が登場するか、どうぞお楽しみに。

夏休みの自由研究にもなるかも?!

ソシエテ・リベルテ神戸編、第1セッションのテーマは「子どもが育つをつくる」です。

なんだかよくわからないテーマ? いえね、子どもが育つっていうことも、ただ購入した教材を与えたり、塾に行かせたりだけじゃない、ワクワクするような側面を、自分たちで工夫して作れるんじゃないかなって思うのです。

第1回のゲストは、丹波地域が誇る野遊び名人、山崎春人(通称マリオ)さん。

会場には、丹波地域から、身近な葉っぱや木を持っていきますよ。それらで、それぞれに工夫して、がんがん遊びましょう。ノートを持ってきて、「遊べる草花」調べにしてはいかがでしょうか?

丹波の草花

講座を受けると、ふだん見過ごしている公園の草木が、おもちゃに見えてきたりして。

いや実際ね、マリオさんの野遊び教室に参加したうちの次男、その後「あぜ道を歩けへん!」って言うんです。なんで、と聞くと、「だって、食べ物の上を歩いてるみたいやん」と。確かに、マリオさんの講座で野草を食べる会をすると、そんなことになっちゃいます(^^)。

ワクワク対談待ってるよ

当日は、湯川カナさんにも登場いただきますよ。なんと、スペイン発・世界的ベストセラーとなった、授乳・幼児食を通して親子関係を自由にする育児書『うちの子 どうして食べてくれないの?』(ジャパンマシニスト社)の日本語版企画者・翻訳者でもある。子育てについてどんな話になるのか。対談も楽しみです。

さらにさらに。スペシャルゲストが決定しましたよ! 保育士起業家の小笠原舞さん。

もうね、「こどもがが自由に育つ環境づくり」といえば、この人しかいない!(湯川カナさん談)こどもも大人も平等な「asobi基地」の仕掛け人で、著書『いい親よりも大切なこと』が売れに売れている旬の人。

え、マリオさんとカナさんと舞さん。いったいどんな対談になるの? 今からもう、楽しみで仕方がない

丹波地域の子育てのおもしろいところ、続々

第2回ゲストは、里山保育のグループを立ち上げた吉田貴美さんと、デモクラティックスクール「豆の木」の西村源さん。

園舎だけが子どもたちの場じゃない。というか、里山に出て、野や森で遊ぶことが、どれだけ子どもたちを成長させるか。そして、学校ではなく里山で子どもたちの創意工夫を重視する学びを与える「豆の木」。きっと、目からウロコがぼろぼろと。

豆の木

そして第3回はエクスカーション(現地見学)。上記「豆の木」に加え、子どもたちに体験を通した学びを提供する「チルドレンズ・ミュージアム」を訪問しますよ。廃校を利用した「ちるみゅー」は、視察も相次ぐ人気スポット。館長であり、自身はデザイナー(なんと「はに丸」のキャラクターの生みの親)でもある垣内敬造さんのお話聞きながら、給食ランチをいただきましょう。

最終回は、みなさんで気づきを共有します。丹波地域からは丹波市、篠山市の両市の移住相談窓口で移住者対応をしている、自身も移住者である若い二人も参加します。

そんなわけだからね、さあ、ソシエテ・リベルテ神戸編。申し込むべし!

ソシエテ・リベルテ神戸編

お申込みはこちらから

人生の自由は不便から生まれる、かもしれない

ビジョナリーの小橋昭彦です。

買ってしまいました、素数ものさし。

素数ものさし

これ、分かりますか。目盛りが素数なんです。2、3、5、7、11、13、17と続く、1と自分自身以外では割れない数のことですね。

目盛り線が素数のところにしかないので、当然、測るには不便で仕方ない(笑)。4cmを測るのなら、7cmから3cmを引きますかね、みたいな。

不便だからこそよい

実はですね、先日『ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか?~不便益という発想』という長ったらしくて不便で仕方がない本の書評を新聞だったかで見かけまして、そこでこのものさしのことを知ったんです。

そしてなんと、京大には「不便益システム研究所」がある!

6月プレセミナーの報告で書いたけど、ちょうど「田舎の暮らしは不便だからこそ自由だ」をテーマにしようと決めたばかり。

少し前には、チーム・ソシエテ・リベルテの一員でありデザイナーの(中川)知秋ちゃんとポスターなどのデザインの議論をしているときに、「それぞれのものさし」なんて話を彼女が言い出して。

ああ、これはもう、素数ものさしを持つしかないと。

それぞれのものさし

以下は何度かのダメ出しのあとで、彼女が書きあげたコピーです(この際、なぜデザイナーがコピーライティングしているのだという話は置いといて)。

母から教わった「これくらい小さい」は、
とても大きなものでした。
こどもが示した「こんなに大きい」は、
とても小さなものでした。

それはワタシにしたら大きいし、小さい。
基準は人それぞれ。

それでいいし、それがいい。

そう。

なんでもかんでも自分のものさしにあてはめて便利に暮らそうとする、あるいは世の中的によいとされている自分になろうとする。そうすると、どうしたって、生きることがきゅうくつになる。

生きるって、もっと自由であっていい。

ぼくはそう思いますし、この丹波地域で輝いている人を見ると、「自由」ってこれだって思ったりもします。

自由を語るコミュニティ、始めます

それで。

そんな「たんば人」を囲んで自由を語る場を、都市部で持ちたいと。そう考えて実現したのが、『ソシエテ・リベルテ』です。

神戸では7月26日から、東京でも8月3日から、いよいよスタートします。神戸、東京、それぞれのパートナーを得て、それぞれに合った切り口で開催していきます。

ぜひ、ご参加いただけませんか? あなたと一緒に語り合いたいです。

ソシエテ・リベルテの概要

東京編お申込み

神戸編お申込み