丹波のおやつ、ふた皿目は、卵農家のスイーツ。
芦田ポートリーさんのキャロットケーキですよー。
dish.1で紹介した宮垣さんちのお隣が、この卵農家
の芦田ポートリーさんなんです。というわけで、
人参コラボです。お隣の農家・宮垣さんの人参を
食べて育った鶏の卵と、宮垣さんの人参をたっぷり
つかったケーキなんです。人参度がハンパない!
このケーキがうまれたのは、鶏のエサ用にといただ
いた人参がきっかけだったそう。エサ用に人参を
切っていたら、ミツバチが寄ってきて人参から出た
シロップを吸うほどだったのだとか。
そこで糖度を測ってみるとなんと9~10度も!
こんなに甘い人参ならば! と、試行錯誤で完成した
のがこのキャロットケーキ。農薬を使用せずに
栽培された人参だから、皮ごとたっぷりとケーキに
1/3ほど入れています。
どれくらいの人参かというと、ケーキの材料の中で
一番多く入っているのが人参です。
相当の量ですよ。切り分けると、黄みとオレンジの
濃~い色合い。でもね、人参臭くないんですよ。
ほのかな甘み、素朴な甘みのおやつです。
パティシエじゃない、卵農家のスイーツだから、
素材のおいしさを引き立てるシンプルなレシピに
徹してるんだとか。
芦田さんと宮垣さんの農家コラボはこれだけでは
ないんです。鶏小屋に敷かれたもみ殻は鶏が糞と
一緒に、宮垣さんちの田んぼの土づくりの堆肥
として使われています。
土づくりが美味しい人参やお米を育むんですって。
農業って自然と共にというイメージがありますが
思いのほか科学的なんですねー。酸性の土壌を
アルカリ性にするためには、堆肥をどっちゃら
こっちゃら…とかとか。
さて、ポートリーさんのお話に戻します。
芦田ポートリーさんは風通しの良い平飼いの鶏舎で
のびのびとと鶏をそだてる農家さんです。
昔はあたりまえだった、農家の庭に飼われた鶏が
卵を産み、それをいただく「庭先たまご」。
ポートリーさんの鶏舎に行くとその風景がみれます。
その鶏舎から卵を拾ってきて卵かけごはんを楽しむ
イベントとかもやってるんですよ~。ほかにも、
社長がつくる出し巻や煮卵の美味しさったら!!
卵を産まなくなったひね鶏でつくるソーセージや
ハムも売ってますよー。
スーパーでパック卵を買うのとは違うお付き合いの
できそうな農家さんでしょ。
おやつの話から遠ざかってしまいましたが、
7月26日(水)のソシエテ・リベルテin Kobeの
丹波のおやつは、人参コラボで、人参ジュースと
キャロットケーキです♬
どうぞ召し上がれ~!
おやつ係、コンテンツ・コーディネータつねまつ。