投稿者「小橋」のアーカイブ

令和4年度年次報告

令和4年度の事業報告並びに会計報告を公表します。

当該年度は田舎暮らし支援事業として、兵庫県丹波県民局からの委託をうけた「移住環流プロジェクト推進業務」に取り組みました。

事業収入8,360,780円、寄付金等収入13,234円。事業費7,759,647円、管理費378,965円。差引152,702円(税引き後)の当期正味財産増額となり、次期繰り越し財産額は2,643,723円です。

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令和3年度年次報告

令和3年度の事業報告並びに会計報告を公表します。

当該年度は田舎暮らし支援事業として、兵庫県丹波県民局からの委託をうけた「移住環流プロジェクト推進業務」に取り組みました。

事業収入9,629,887円。事業費9,061,682円、管理費383,022円。差引113,229円の当期正味財産増額となり、次期繰り越し財産額は2,491,021円です。

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ソシエテ・リベルテ「複属化する社会と関係人口~都市と地方の関わりしろ~」

複業」という言葉を新聞で見かけました。複数の仕事をかけ持つ、書籍『ライフシフト』に言う「ポートフォリオワーカー」のようなワークスタイル。

それを推奨する時代に向かっているというのですから、副業禁止が標準だった日本の職場も、徐々に変わっていくのかもしれません。

田舎と都市を比較しつつ、自由な社会、自由な価値観について議論するシリーズ「ソシエテ・リベルテ」でも、「複属化」をキーワードに、一人ひとりの価値を広げる社会のあり方を考えてきました。

その視点からは、自らを分けてさまざまな可能性を広げる場は、なにも「業」に限りません。地方創生の視点からは、「関係人口」ということが言われるようになってきていますが、まさに地域との「関わり」を持つことも、社会とリンクした「複属」の姿。

自らの関わりしろを広げていくことは、複数のコミュニティに多重参加する「分人」に向けた道筋とも重なります。

これまでのディスカッションからは、

  1. 都市と地方の関わり方はグラデーションである
  2. 都市から地方へだけではなく地方から都市に伸ばす双方向性があってよい
  3. 関わりしろとは結局は「人」への関わりしろ
  4. 人生100年時代には学びなおし(知識の場)も関わりしろのひとつの形態
  5. 関わりが「見える化」できる適した規模感がある
  6. 弱さを見せること(バルネラビリティ)が関わりしろを生む
  7. 都市に比べて田舎のコミュニティは異質性が高い

などの発見・議論が出てきました。

そしていよいよ最終回! ソシエテ・リベルテは、これら議論を下敷きに、「都市と地方の関わりしろに向けた提言」をまとめます。

あなたもぜひ、この場をご一緒しませんか。参加は無料です。

→ お申し込みはこちらから

地方創生に興味のあるあなたに。次の人生のあり方を考えるあなたに。地方出身のあなたに。地方との関わりを持ちたいあなたに。

常連メンバーを中心に、多様な企業人、地方人、学生、クリエイター、メディア関係者、研究者らが意見を交わしています。覗くだけでも大丈夫。ぜひ、ご参加ください。

ソシエテ・リベルテ「複属化する社会と関係人口~都市と地方の関わりしろ~」

【開催概要】
日時 2018年2月16日(木)19:00~21:00
会場 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
費用 無料(懇親会参加費は1,000円)
定員 20名(参加申し込みはこちらから

【プログラム】
19:00 話題提供「複属化する社会と「関わりしろ」」
・庄司昌彦(GLOCOM主任研究員)×小橋昭彦(NPO法人情報社会生活研究所)
19:30 ディスカッション「都市と地方の「関わりしろ」を創出する」
・前川徹(GLOCOM所長)
・山口智幸(パナソニック株式会社スペース&メディア創造研究所)
・田窪亜矢(ホームワーカーズコミュニティ株式会社代表取締役)
・市毛勇治(日本経済新聞社)
・永原篤(株式会社オープンソース・ワークショップ代表取締役)
・藤井貴志(株式会社インプレス執行役員/編集長)
・菊池映輝(GLOCOM客員研究員/慶應義塾大学政策・メディア研究科博士課程)
・朝重倫太郎(ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)
・橋本大也(デジタルハリウッド大学教授)
21:00 懇親会
22:00 閉会

取り上げる「田舎」は、最近熱いと評判になっている「兵庫丹波」地域です。毎回、現地からも複数名が参加し生の声をふまえるとともに、他地域の事例も出し合って熱気のある議論が進んでいます。

地域づくりの最前線をキャッチアップする意味でも、貴重な場になっています。

→ お申し込みはこちらからどうぞ!

ソシエテ・リベルテ「複属化する社会と関係人口」

関係人口という言葉をご存知でしょうか。
これまでの移住定住施策は、交流人口から定住人口へと流れを作ることを想定して組み立てられてきました。これに対して関係人口とは、地方出身者をはじめとして、地方と何らかの関わりを持つ人たちを指す概念です。

副業を認める論議が出てきているように、いま世の中は一人の人間がさまざまな立場に関係する「複属化」に向かっています。今回のイベントでは、兵庫県の中でも熱いと評判の丹波地域(篠山市・丹波市)の事例を参考に、ライフシフト/ワークシフト時代における「関わりしろ」について考えます。

たとえば兵庫県丹波市の人口は約65,000人、減少傾向が続きます。ところが、丹波市に本籍を置く人の数は約9万人といいます。これを「関係人口」と考えるなら、どのような施策が考えられるでしょうか。

地域出身者で作る「郷友会」的な組織、あるいは地域産品を扱う店や料理店を活用する。リモートワークやサテライトオフィス、シビックテックやインターンシップなども「関わりしろ」と考えてみる。

地方と都市。両者の間に、適した「関わりしろ」を作ることで、単にIターンやUターンを促す施策とは違う新しい可能性を開く。それは都市部の人にとっても、職場と家庭の往復だけではないもう一人の自分の居場所として、複属化への足がかりになるかもしれません。

日々の縛りを解き放ち、自由な社会を実現する。『ソシエテ・リベルテ(自由な社会)』は、会場からの参加も可能なラウンドテーブル形式で語り合います。

ソシエテ・リベルテ「複属化する社会と関係人口」

【開催概要】
日時 2018年1月18日(木)19:00~21:00
会場 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
費用 無料(懇親会参加費は1,000円)
定員 20名(参加申し込みはこちらから

【プログラム】
19:00 話題提供「複属化する社会と関係人口」
・庄司昌彦(GLOCOM主任研究員)×小橋昭彦(NPO法人情報社会生活研究所)
19:30 ディスカッション「参加を促す<関わりしろ>」
・前川徹(GLOCOM所長)
・山口智幸(パナソニック株式会社スペース&メディア創造研究所)
・田窪亜矢(ホームワーカーズコミュニティ株式会社代表取締役)
・市毛勇治(日本経済新聞社)
・永原篤(株式会社オープンソース・ワークショップ代表取締役)
・藤井貴志(株式会社インプレス執行役員/編集長)
・菊池映輝(GLOCOM客員研究員/慶應義塾大学政策・メディア研究科博士課程)
・朝重倫太郎(ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)
・橋本大也(デジタルハリウッド大学教授)
21:00 懇親会
22:00 閉会

AIや自動運転など、地方にイノベーションをもたらすだろう新情報時代。未来に向けて、『ソシエテ・リベルテ』は、あなたと「関わりしろ」を築きます。

地方創生に関心をお持ちの企業人や研究者、行政関係者、あるいは移住や地方との関わりを考えていらっしゃる方々にお薦めします。

参加申し込みはこちらから

「ちょっと関わってみる」っていう地方への入口~セミナー「都市のココロの動かし方」

今、注目されつつある「関係人口」という考え方。
地方創生が言われて久しいのに、東京への人口集中は変わらない。ではどうすればいいのか?

いきなり移住、あるいは定住と言われるとしんどい。でも、ほんの少し地域と「関係」を結ぶことなら、できるのじゃないか。「関係人口」を通して見ていきたいのは、そんな可能性。
丹波地域には、あるいは全国の先進地には、そうした「関係」を作るための「関わりしろ」が揃っている。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)でのダイアローグ・シリーズ『ソシエテ・リベルテ』では、そんな議論が深まってきました。

そして今回。GLOCOMから庄司昌彦主任研究員が来丹、JR篠山口駅にできた農村イノベーションラボの仕掛け人、中塚雅也准教授と対談します。対談テーマは「都市のココロの動かし方」。

副業を認める会社が増え、半農半Xが注目される今日。ベストセラー『ライフシフト』に描かれたポートフォリオワーカー、あるいは平野啓一郎『私とは何か―「個人」から「分人」へ』での指摘など、私たちは「複属化」に向かっているのかもしれません。
そんな時代に、もう一人の、あるいは明日の自分に出会う方法について探ります。

何かと話題の丹波地域への入口を探している。地域を元気にするプロジェクトに関わってみたい。そろそろ自分の人生設計を描きなおしたい。次の社会像を探りたい。
そんなあなたにお薦めです。

  • 日時 2017年12月2日(土)17:00~18:30
  • 場所 神戸大学・篠山市農村イノベーションラボ(JR篠山口駅コンコース内)
  • 費用 無料
  • 申込 こちらからお願いします

【ゲスト】

庄司昌彦氏

国際大学GLOCOM主任研究員。情報社会論や地域情報化、社会イノベーションに関する研究に携わる。内閣官房オープンデータ伝道師、Open Knoledge Japan代表。

中塚雅也氏


英国ニューカッスル大学農村経済センター客員研究員などを経て、現在、神戸大学大学院准教授。農学研究科地域連携センターを総括。専門は地域マネジメント、農村政策、農村計画。

【コーディネーター】

小橋昭彦
執筆業、ITベンチャー創業、大学院非常勤講師等を経て、丹波市にUターン、地域活性化事業に取り組む。現在はファシリテーターとして各所で活動。

ローカルへのやさしい入口とは?~東京編ソシエテ・リベルテ第3回いよいよ開催!

1回目、2回目と、刺激的な話が交わされている『ソシエテ・リベルテin東京』です。これは癖になります。

3回目は11月2日(木)19時からの開催! ここからでもぜんぜん大丈夫なので、ぜひ、来たれ!

お申し込みはこちら

1回目で、これからの社会は「複属化」するという論点が出され、2回目では地域における複属化の現状について掘り下げることとなりました。地域には社会やコミュニティとの「関わりしろ」が多くあって、複属化している人が多いんですね。

職場と家庭の往復という日常はやめて、もっと自由な自分を目指せ!

いやいや、だからといってローカルに移住しようといきなり言われると、しんどいです。まあ、それが本心ですよね。

まずは都市に暮らしつつ、ローカルをかじってみる、それを通して「複属化する自分」を体験する、みたいな手軽な入口が必要じゃないか。

そのあり方を探るのが、3回目、11月2日(木)19時、国際大学GLOCOMにてです。

手軽な「関わりしろ」とはどんなものか。それが見えてくると、ローカルの熱いところを活かしつつ、都市に暮らす人々にとっても手を出しやすい形で、ふたつをつなぐことができる。
その先に、地方創生も見えてくるのではないか。

ゲストは次のお二人。

中塚雅也さん
神戸大学農学部准教授。篠山市×神戸大学発のローカルビジネススクール『篠山イノベーターズスクール』仕掛人。このスクールは、農村で新しい価値を見つけ、仲間や地域とネットワークをつくり、やりたいことをカタチにする1年間のプログラム。いわば「学び」という、ある意味入りやすい、ローカルとの「関わりしろ」です。
恒松智子さん
株式会社ご近所取締役。PRプランナー。スタッフが全員移住者の「ご近所」は、自分たちの経験をもとに、都市と地方をつなぐ役割を果たす事業を各種支援中。実は『ソシエテ・リベルテ』もそのひとつ。1回目に続いての出演ですが、「関わりしろ」創出のための工夫や苦労がいろいろあるはず。

ディスカッション・メンバーにはこれまでと同様、豪華出演陣を予定しています。

  • 前川徹(GLOCOM所長)
  • 庄司昌彦(GLOCOM主任研究員)
  • 永原篤(株式会社オープンソース・ワークショップ)
  • 藤井貴志(株式会社インプレス執行役員/編集長)
  • 菊池映輝(GLOCOM客員研究員/慶應義塾大学政策・メディア研究科博士課程)
  • 小橋昭彦(丹波の森研究所研究員)
  • 他……

メンバーの意見を聞いているだけでも刺激になるけれど、ついつい自分も語りたくなる。
聴講(参加)無料。ライフシフト、ローカルキャリア、地方創生などなどに関心のある方々、お待ちしています! 終了後は交流会(1,000円)もついてます。

お申し込みはこちら