1日4コマのふるさと魅力発見学コース
雨模様の中、春日町古河地区で行われました。
諸事情により講師は高嶋正晴さんから出町慎さんにバトンタッチ
地域社会を専門に研究されている高嶋先生の講座内容をもとに
佐治倶楽部や各地で地域コミュニティをデザインされている出町さんの視点が加わり
また新しい雰囲気の講座になりました。
高校生も多数参加してくれて、
村の人たちも一緒に地域の魅力をみつけます。

古河のシェアハウス「フルハウス」のおふたりは村の人側
受講生や村の人たちから熱い自己紹介
そして、出町さんから地域を見るときのコツを学びます。
台風接近につき、雨がひどくならないうちにお芋掘り
もともと子ども会で予定されていた芋掘りも急遽こちらの予定に合わせていただきました。
お昼は古河にあるキッチンたわやさんのお弁当
村の人も一緒にいただきます。
午後からのフィールドワークを前に、古河地区についてご紹介いただきます。
まずは、今回受け入れてくださった三気の郷代表の山本清住さんから三気の郷について。
正式名称は古河塾三気の郷。
元気、やる気、その気になって村づくり
という村のスローガンから名付けられた古河の農業を担う有志団体です。
4年前から立ち上がった三気の郷では、村の休耕田を活用し、お米やニンニクなど農作物を育てたり
稲刈り代行や米乾燥機のオペレーションなどを行なっています。
そして、自治会長の宮下勝美さんより古河の村について
豪雨災害で潰れてしまったけど、先代が自分達で水を引いてくれたこと
33年前に秋祭りのお神輿をつくったこと
村の大池がギネスに認定されたことなど昔の写真も見せてもらいながらご紹介いただきました。
お昼の後は古河で有機農業をされている中野宗嗣さんの牛舎を見せていただきます。
中野さんはご夫婦で乳牛の飼育や農作物の栽培など無理ない大きさの循環型農業をされています。
そして、JTBで長年お勤めされていた中野浩明さんのご案内で
雨の中、村を散策します。
須賀神社
秋祭りの日はここからお神輿が出発、宮入します。
旧公民館
昔はここで結婚式やお葬式が行われていたのだとか。
秋祭りのお神輿が置かれています。
古い井戸があったり
古河の大池
ここは大赤浮き草が大量に発生したとき話題になり、メディアでも取り上げられたそうです。
三気の郷の拠点となっている作業場には大型の米乾燥機が導入されています。

あれ、村の人側のはずが。。誰よりも楽しんでくれてますw
三気の郷で管理している栗畑や
村の墓地の前を通って公民館に戻ります。
公民館に戻ってきたらみつけた魅力を書き出しグループごとに発表します。
受講生たちが3グループに分かれて、発表してくれました。
1グループ目のタイトルは
みんなのふる里「フルフルふる河!」
この村には帰ってきたくなるような雰囲気がありみんなのお父さんのような存在がいると。
お酒が好きな村なので、牛乳とお酒を組み合わせたり、二日酔いに効くニンニクや、合鴨のおつまみなど作ってはどうか。
というような意見がありました。
続いて2グループ目
質問したら何でも答えてくれるやさしい村古河
自然、文化・人、食という3つのキーワードでまとめてくれました。
渡り鳥やキジなど動物が近いという意見やお神輿のこと。それに道が広くて歩きやすいという意見も
たわやさんの笑顔が素敵というのも魅力だそうです。
3グループ目のタイトルは
良酔村
お祭りやお寺、神社などの伝統や三気の郷に営農施設などチームワーク
特技を活かして何かを作ってしまったり、村の人の話が面白いと
そのノミニケーションの中に外の人も巻き込んでお酒で酔える良い村と新しいネーミングも生まれました。
様々な視点で村の魅力がたくさん出ました。
なぜか共通して、この村はお酒が大好きな村だと認識されているようですw
最後に自治会長から総評をいただきます。
なんと村でお酒をつくろうというお話もあるのだとか。
雨ならではの景色や体験ができましたが、ぜひまたお天気のいい日に遊びにきてもらえたらと思います!
地域の人とがっつり絡んで、濃厚な1日講座でした。