TAMBA地域づくり大学
女性の活躍講座
講師はNPO法人ArrowArrowの堀江さん
ArrowArrowは子育てや介護等の理由に左右されない、選択肢の溢れる社会を創造する団体です。
大学時代に親友が希望していた就職先を諦めざるを得なかった社会に対して憤りを感じ
自分が望むことを当たり前に実現できる世の中にするための組織を作ろうと心に決めたそうです。
堀江さんは東京の自由大学で生き方デザイン学という講座も行なっています。
女性がいろいろな人の生き方を聞いて選択肢を増やすきっかけをくれるこの講座、
じつは私が東京にいる頃に受講して
社会に出ている女性がいかに結婚や出産、育児に影響を受けているか、そして悩みを共有するだけでも輝き出す様子を見て
ぜひいつか丹波でもできたらいいなと思っていたのでした。
生き方デザイン学では受講生同士がお互いのことを話す時間が多く、
いつもなら5回かけて行う講座を今回は2時間というかなりの凝縮版になりましたが
参加者には簡単な自己紹介をしていただきました。
世界一周をして来た方
大阪でマッサージの施術を学んだ方
滝が大好きで広めていこうとしている方
専業主婦をしていて社会復帰を考える方
丹波にお嫁にきて自然の中で子育てしている方
新しい生命を宿してる方
子供が成長し次はお嫁さんの目線で考えられる方
お片づけと時間の使い方を工夫されている方
自分の強みを活かしてライフバランスを考えようとしている方
男性の目線からのご意見
不妊治療を経て今ではお子さんと楽しく過ごしてる方
みなさんそれぞれ多様な想いや状況を抱えて丹波で暮らしています。
トークセッションには美容師から結婚出産を経てスクラップブッキングインストラクター、そしてデザイナーの仕事をしながら子育てをしている安田まりさんにお話を聞きました。
まりさんは美容師時代、手荒れに悩み服薬しながら仕事をしていましたが、妊娠・出産を機に働き方を考え直しました。
自分がやりたいことやできそうなことを紙に書き出し、スクラップブッキングに出会い仕事として活動する中で、自分が実現したいことがイラストレーターやフォトショップを使わないとできないことを知り、習得。今ではチラシなど印刷物を手がけるデザイナーとして活躍しています。
まりさんにとって心を整理する方法はとにかく紙に書き出すことだそう。年に2回はこんなことがしたいとかどういう人が対象かと書いてるそうです。
またじつは旦那さんの反応が判断基準の参考になっていたり、お子さんがいることで無理をし過ぎなくなったことなど家族との時間も大切にしていることがお話から感じられました。
堀江さん曰く「いいとこ取りのロールモデル」
いろいろな人の話を聞いて、自分に合いそうないいとこ取りをしてより良いライフバランスを探したいですね。
ArrowArrowは子育てと仕事の両立に悩んでいる人たちが悩まなくても良い社会を実現しようと精力的に活動されています。
女性が一人で抱え込まずにみんなで解決するという環境をいかに作れるか、
家庭でも社会でも依存先を増やして自立する、そういう意識が広がればいいなと思います。