「29年度TAMBA地域づくり大学開校式」開催レポート

今年もはじまります、TAMBA地域づくり大学!!
6月3日、ゆめタウンポップアップホールにて、開校式が行われました。

はじめに、丹波市まちづくり部市民活動課、太田課長よりご挨拶。


地域で活躍できる人材を育てるTAMBA地域づくり大学です。

続いて、gift事業責任者の出町さんよりご挨拶。

行政側と民間側が協働して運営していきます。

お次は、今年度の講座紹介

今年度は、
・外からその道の第一人者をお呼びして、たくさんの人に聞いてもらえるような、オープンキャンパス形式の講座。
・3〜4回かけてじっくり学び、地域で活躍する力をつける、実践講座。
・実際に何かをやってみるとき必要な企画力、仲間づくり、運用計画をつけるプロジェクトマネージメント講座。
の3段階で講座を展開します!

その中身はこちら

今年も豪華な講師陣です!!!

さて、開校式の目玉は「地域づくりセッション」

TAMBA地域づくり大学は、地域で活躍する人材を育てる学びの場です。
じつは丹波市は他の地域からけっこう注目されている元気な地域。
その理由のひとつにいろいろな団体がそれぞれの立場で楽しく活動を続けていることが挙げられます。

ほんの一部ですが、そんな活動的な団体の皆さまに、どんな団体でどんな活動をしているのか紹介していただきました。

トップバッターはNPO法人Tプラスファミリーサポートの谷水理事長

女性の社会進出に対して保守的な考えが多かった平成11年から子育て支援、女性の自立支援を展開しています。
ゆめタウン2Fには託児スペースがあり、託児以外にもカウンセリングやヨガ、コンサート、パソコン教室や起業支援など、お母さんたちが生き生きと輝くためのサポートを幅広く行っています。
平成29年度丹波県民局「たんば女性の起業応援事業」を企画運営しています。

大路未来会議よりもとしげさん

丹波市春日町大路地区の父兄や大人たちを中心に活動している有志団体です。
大路こどもの森には、大人たちの本気の秘密基地ツリーハウスや土嚢袋に土を詰め積み上げ作るアースバックハウスがあり、子どもたちに森での遊び方を教える「あそびの学校」が毎月1回開催されています。

一般財団法人神楽自治振興会より足立理事長


地域の自治会を法人化し、神楽の自然を活かした鑑賞会や交流行事を開催しています。

gift事業責任者でもあり、空き家活用学の講師でもある出町さんは、ここでは佐治倶楽部の事務局として発表します。

「空き家(課題)を、地域の資源に変えよう!」
自分の地域で楽しく元気に暮らすために、空き家を活用していくサークルです。
青垣町佐治の旧宿場町で運営、3件の空き家を改修し活動拠点としています。
会員は年会費3,000円、交流会や勉強会、打合せの場としたり、カフェやBARの様なチャレンジショップ、釣り部など部活動を立ち上げ「無いものは自分たちで作りだそう!」をモットーに楽しく拠点を活用しています。

バースディ代表の河口和尚

みんなのアイデアの実現を応援するプレゼンテーションイベント。
有志で企画し2ヶ月に1回イベントを開催しています。
出てきたアイデアの実現に向けて賛同者を集めたり、FMやSNSで発信を行っています。フ
リースクールや小紋デザイン、フリーハグなど様々なアイデアが実現しています。

OpenData@丹波実行委員会より健人さん

オープンデータとは誰でも利用可能なデータ。
自分たちのまちにどんなデータが必要かみんなで考え集めて活用する。そんなオープンデータを広げるため2014年より有志で取り組んでいます。
桜や雪など毎回テーマ毎に写真と位置情報を集め活用を考えます。
不定期でオープンデータについて考えるカフェも開催しています。
集めた写真はこちらから閲覧利用可能ですhttps://www.flickr.com/photos/sukitamba

NPO法人たんばコミュニティネットワーク局長の荒木和尚

2014年8月の豪雨災害において「たんばしさいがいエフエム」(臨時災害放送局)が発足。
その後2015年9月からコミュニティFM放送局として「805たんば」を運営しています。
2016年2月からインターネット放送を開始し、どこからでも聴くことが可能に。
運営スタッフの他、ボランティアスタッフ養成講座も行い運営しています。

ぬぬぎカフェより松本さん

氷上町沼貫地区にある沼貫交流館にて毎月1回開催されているコミュニティカフェ。
100人どろんこ運動会を行なった稲畑どろんこ会など、地元住民と他地域の若者との交流の場となっています。
泥団子ワークショップや手品など地域の人たちが特技を活かし、人が集うための様々な催しを行なっています。

丹波農業グランプリ実行委員会婦木委員長

丹波地域の有志農家の手により、優れた農業の取組を表彰する丹波農業グランプリを開催しています。
2017年3月に第5回目が実施。
審査の基準は、持続性・収益性などビジネスとしての魅力、自然環境や生態系への配慮、将来性や模範性など、丹波の農業モデルとしての可能性が重視されます。
多様な農業を認知しあい、つながりが生まれる場となっています。

柏原自治協議会より西垣会長

観光協会が統合するにあたり、柏原の観光を担う有志で立ち上がった観光まちづくりの会の取り組みや、柏原のモチーフでもある薔薇の友の会で行ったティーパーティなどご紹介いただきました。

グライネより鴻谷さん

若者の力を発掘し最大限に発揮できるようサポートすることを目的に活動しています。
若者意見交換会など世代を超えた関係を構築し力を合わせることで若者の可能性を引き上げます。
飲食業や食品小売業の経営者が中心に、氷上高校で外部講師の立場から高校生に企業経営や商品開発などの授業を行っています。

また、黒井自治協議会は再び婦木さんから黒井城の空撮や赤井直正の漫画を描いたDVDをご覧いただきました。

これだけたくさんの活動発表を一気に長い時間の開催でしたが、みなさんよくおつきあいくださいました。

地元の方、UIJターンの方、行政の方、遠方よりお越しの方、たくさんの方が参加してくれて、豪華な開校式となりました。

「個人で来たのですが、大丈夫でしょうか?」と勇気を出して参加してくれた女性が、最後に「丹波で生まれ丹波で育ち、こんなにいろいろな活動があることを知りませんでした。本当に皆さん丹波のためにありがとうございます。丹波が大好きなんです。」と語ってくれたのが嬉しかったです。

最後に総評をマリオさんから

たくさんの方に参加していただきたいTAMBA地域づくり大学です。

ぜひ、みなさま、一緒に自分たちが楽しく暮らす地域をつくっていきましょう!