地域づくり大学「未来会議の運営術」コース
講師はデジタルハリウッド大学教授、図書館長をされている橋本大也さん。
SNS,ビッグデータの分析やAI技術など最先端テクノロジーのサービスを展開しているデータセクション株式会社の創業者です。
まずはフューチャースキャニング
スーパーテクノロジーの時代について橋本さんのお話を聞き、インプットします。
人工知能は人の能力を拡張する。
・Super Reading (読む)
刊行された全ての本を読み込み、どんな書評家よりも的確にこの人にはこの本がオススメだと導き出してくれるとか
・Super Learning (学ぶ)
何百万という学習者のデータからひとりひとりに最適な教科書を提供、この教科書で勉強すれば不思議と学習能力がみるみる上がるとか
・Super Watching (見る)
写真や映像から感情を読み取り、授業をする教員に生徒の理解度を教えてくれるとか、視覚障害がある人にこの会場に何人くらいの人がいてどういう反応をしているのか教えてくれるとか
・Super Hearing (聞く)
会議室で難しい言葉には自動でWikipediaを表示してくれたり、語彙が限定されてくると会議が煮詰まっていると判断するようなファシリテーションをしてくれる学習する会議机とか
・Super Writing (書く)
映画の脚本コンクールで入賞してしまったAIのシナリオとか故人の作家の続編を書く小説とか
・Super Singing (歌う)
ボーカロイドやマイケルジャクソンが新曲を歌う技術とかとかとか
今もどんどん増えていくネット上のデータや、どんどん技術革新が起きていく人工知能の分析能力によって、実際にここまで実現化されているのかと驚くような実例をたくさんご紹介いただきました。
スーパーマンのような能力を手にした人たちがどのような生活をし、どのようなサービスを求めてくるのか。
そして、セキュリティが担保されていなかったインターネットの世界にブロックチェーンという仕組みが登場したことにより
これからは国の基盤やインフラが変わるのだとか。
そんなディスラプティブ(既存の秩序を混乱させる、新市場をつくる)テクノロジーとフューチャー丹波を組み合わせて
「ディスラプト丹波」を生み出すのが今回の未来会議です!
ワークショップはアイデアプラントのブレイン・ライティングシートを使って行います。
1テーブル5人から6人でチームをつくり、まずはアイデア出し。
丹波の良いところ悪いところを書き出し、シートを回していきます。
シートが埋まったら、次は星印をつける作業。またシートを順番に回します。
シートを切り取りカードにし、星印がついていないものは今回は使わないので省きます。
チームのリーダーを決め、お昼休憩を挟んだ後は、星印がついたカードをカテゴリ毎にグループ分け。
そこから、ハイテクノロジーを使用してどんなサービスができるか、ホワイトボードを使い、チーム内で案出しを行います。
一旦案がまとまったところで、次はワールドカフェ形式でブラッシュアップしていきます。
リーダーはテーブルに残り、他のメンバーは他のチームのテーブルに座ります。
リーダーはプレゼンを行い、他のチームのメンバーからアイデアをもらいます。
他のメンバーはプレゼンを聞き、アイデアを出し合いながら良いアイデアを自分のチームに持ち帰ります。
チームに戻って企画をまとめ、リーダーによる発表、ライトニングトークです。
・丹波の人のマッチングを行なってくれる「丹波大家族」
・丹波に遊びに来た人に適したコンシェルジュ「瞬間DE丹波人」
・自動運転で空いている自家用車を相乗りできる「お出かけするCar」
・ガジェットをかざすと動植物と話ができる「アニミズムTalk」
面白いサービスが盛りだくさんですね〜
プレゼンを聞いたら、投票を行います。
優勝チームにはなんと、デジハリの「バカにされよう。世界を変えよう。」Tシャツを橋本さんからプレゼント。

優勝チームのリーダーが喜びの声を発表します。
今回の未来会議で体験した手法以外にも
SWOTやシナリオプランニング、マグネットテーブル、フィッシュボールなど様々な手法をご紹介いただき
ファシリテーションの方法を学びました。
ご参加いただいた皆さんにはしっかりと今回の学びを地域に持ち帰り
年に何度もある寄合の場が、地域の未来を考えたワクワクする場になることを期待しています!