野遊びリーダー塾4「子どもの心をつかむコミュニケーション術」開催レポート

マリオさんの「野遊びリーダー塾」4回目

大変名残惜しいのですが、最終回です。

今回のテーマは「子どもの心をつかむコミュニケーション術」

始まりはいつもの通り、葉っぱを使ったアイスブレイク
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前回、拝み笛として活躍した椿の葉っぱ
今日は草履へと変化しました。
こんなのが玄関とかに飾ってあったらかわいいですね

続いてはすすきの葉っぱを使って、弓矢をつくります。

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すすきの葉っぱは包丁葉っぱ
下手に触ると指が切れるので要注意
なぜススキの葉っぱがのこぎりのような葉をしてるかというと、周りの植物を傷つけて、自分たちのテリトリーを広げるため
一面に広がるススキの原っぱはこうして作られていたのですね

逆に滑らせると指が切れるけど、根元に沿って触れば大丈夫なので、気をつけながら弓矢を飛ばします。
ススキの葉っぱで指が切れる怖さを知ってる人ほど、飛ばすのに躊躇してしまいます。

それから、笹の葉を編んで、お皿を作ります。
ちょっとした一品もこんなお皿で出されたら粋ですね。
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アイスブレイクが済んだら本題に入ります。

最初は親戚を探すゲーム
元をたどれば人類はみなどこかでつながっている
その近さを確かめるゲームです。
まずは握手をして挨拶
そのあとは片手を高く上げ、手の平を合わせ、呪文を唱えます。
「神様、仏様、マリオ様」
目をつぶって3回周り、元の場所に戻ったら目をつぶったまま手を合わせる
ぴったり合う人ほど親類が近い!?

なかなか誰とも合わない人もいますね
天涯孤独、一匹狼のクールな運命の持ち主かもしれません

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親類が見つかったらその人との信頼ゲーム

片方が足を床につけたまま、まっすぐに倒れます。
もう片方はそれを支えます。
信頼がないと、足から床が離れます。
また、信頼してもらうには、支える方の態度も大切です。
不安そうに見えたり、声がけをしないと相手にも不安を与えてしまいます。
「よし、OK」相手をどう安心させてあげるかがポイントになってきます。

後ろ向きパターンも。
相手が見えない分、声がけがないと余計不安になってしまいます。

人は表情筋を使うところが他の動物とは違うところ

赤ちゃんは、言葉はわかっていなくても、表情は読んでいるのだそう。
普段何気なく人と接しているけど、
人間はみんな、声質、言葉、表情、態度、すべてを使ってコミュニケーションを取っています。

次にマリオさんが可愛らしいペンギンのぬいぐるみを取り出しました。
全員で円をつくり、全員が1回ずつペンギンを手にするようにパスをしていきます。
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最初はみんな無言でパスを回していきます。
いつ来るのか不安そうな顔で身構えています。

次は相手の名前を呼んでわたします。
相手の反応を見て、受け取りやすいように渡してあげると信頼関係が生まれます。

最後は柱を並べると、全員一列に上に乗ります。
なんとここは崖
落ちてしまったらゲームアウト
適当に並んだ順番から、アイウエオ順に並び替えます。
どうやって。。?
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そのうち誰かが、一人が小さくしゃがみこんで隣の人がまたげばいいのではと言う声が上がり、やってみます。
一人、二人、三人、、、落ちてしまったら最初の位置から。
何度か挑戦しましたね。結果はご想像にお任せします。

リーダーリップをとるひと、アイデアを出す人、いろいろな役割があって
人はみんなで生きている。

コミュニケーションの取り方を小さいうちから知らず知らずのうちに学んで、いろんな人がいる社会で生きていくのが人間ですね。

野遊びリーダー塾では、森や自然のこと、植物を使った遊び方、そして子供の発育のことを通して、人と生きていくことを学びました。マリオさんの魅力は十二分に伝わりましたが、次はマリオさんのような野遊びリーダーがあちこちの地域で現れて、地域の子供たちに森での遊びを通してたくさんのことを伝えていってほしいです^^。

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