いよいよ地域づくり大学ひとつめの講座が始まりました!
マリオさんこと山崎春人さんの「野遊びリーダー塾」
なにやら葉っぱをたくさん持ってきてくれたマリオさん
開始前に取り出したのはムクの葉っぱ
ウエルカムグリーンとして配ります。

爪を磨くと最初は白いけどだんだんピカピカになるらしい。マリオさんの爪はピカピカ!
マリオさん曰く爪ヤスリの葉っぱ。
石灰質が含まれて、爪がピカピカになるのだそう。
早く来られた受講生は講座開始まで爪を磨いて待ちます。
講座が始まると、いきなり体のテスト
みんなテストの為に頑張ったりテストがゴールのように思っているけど、本来テストはできないところを知るためのもの。
だからテストをしてできないところ知って頑張ればよい。テストはスタートなんだそうです。
右手と左手をグーパーしたり、交互に出したり、指を折り曲げたり。
じつはマリオさんはもともと子供の身体の発達を専門に勉強されていたそうで
指を自分で折り曲げるのは3歳頃に神経ネットワークが発達してからできるようになるのだとか。
そんな情報も織り交ぜながら、楽しく体を動かします。
体を動かした後は、受講生がお互いのことを知る時間
ランダムにパートナーを見つけ、マリオさんが用意してくれた8個の質問を聞いて他己紹介
「野に咲く花で好きな花」の問いに「藤の花」と答える人がいれば、藤の花の豆がナッツのようで炒って食べると美味しいだとか花も天ぷらにできるだとか
「自然のなかの匂い」という問いでは、嗅覚は赤ちゃんのときが敏感で母親のおっぱいの匂いを嗅ぎ分けられるだとか、
自然のことや子供のことのマメ知識を惜しみなく教えてくれます。
濃厚なアイスブレイクが終わるとやっと講義の本題です。
丹波の四季と里山 ということで
まずは森林のこと生態系のこと
私たちの嫌いな蚊も、コウモリにとっては大好物の食事で
蚊がいなくなるとコウモリもいなくなる
そうするとコウモリに食べられることで数が保たれている蛾が大量に発生し、蛾が食す木は葉っぱがなくなるという現象が起きるかも
どんな菌も植物も生態系を担っている
生物はみんな戦略的に生きており、イネ科は苅られれば増殖して生えてくるし、昆虫は大量に死ぬことを前提とした戦略を取っている。
子供が昆虫を殺すことは残酷に見えるかもしれないけど、そうやって子供は命というものを学んでいる。
などなど
丹波は冷温帯と暖温帯の間に位置してること
常緑広葉樹のひとつ、つばきの葉っぱを使った笛を教わったり
(ちなみにつばきの葉っぱはつやつやしていて、「つや(がある)は(葉)のき(木)」から「つばき」らしい)
子供たちも笛が鳴るとみんな嬉しそうな顔をする
そういう体験を子供のうちにたくさんしておくことは大切なのだそう。
子供の脳はカオスになっていて、それから知識ができていく
子供の頃にたくさん遊んだ子ほど知識が身につきやすい らしい。
マリオさんは自然と子供の結びつけかたということを伝えていきたいと言ってました。
都会の子の方が、花や草の名前をどんどん覚えることが多い。
身の回りにないから知りたいと思う気持ちが強いってことかもと。
いくら目の前にあっても視点がなければ見えないのだと。
だから視点を持たせてあげられる人が必要なのだと野遊びリーダーの必要性を説いてました。
マリオさんの面白さは、絶対に実際にその場で感じてもらわないと全部は伝わらないと思います。
あと3回の講座がありますので、ぜひご参加ください^^
【野遊びリーダー塾の開催レポート】
野遊びリーダー塾4「子どもの心をつかむコミュニケーション術」開催レポート
野遊びリーダー塾3「野遊びメソッド」開催レポート
野遊びリーダー塾2「子どもの発達と野外体験」開催レポート
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