先週の週の半ば、
ソシエテ・リベルテ SESSION02「食べるをつくる」の第2回目が開催されました。
今回は、篠山市から3名のゲストをお招きし、
「作物を作る人」、「作る環境をまもる人」、「そしてそれを選びいただく人」。
それぞれの方の観点から、食のお話をうかがうことができました。
今回、ゲストとしてお越しいただいたのは、
獣害対策を主とし、そこから見えてきた地域の魅力を伝えるイベント等を実施している鈴木さん、
農業をやりながら、ヤギのいる素敵なカフェ「futaba cafe」を経営する西田さん、
そして、心と体を癒すレイキヒーリングをメインに、その他様々な顔をもつ中井さんをお招きし、
自身の地域での取り組みや想いについてお話いただきました。
鈴木さんは元々、和歌山県出身。
お仕事で、野生動物の研究をしていたことをきっかけに丹波地域にやってきました。
獣害対策の研究を進めていくうちに、そこには地域のあり方がとても重要であるということにきづいた鈴木さん。
地域をどうするべきか、地域をどう守っていくかを考えるようになり、3年前に独立。
特定非営利活動法人 里地里山問題研究所(さともん)を立ち上げました。
地域の人だけではまもりきれない獣害問題を、地域外の人も関われるようなイベントを開催し、
みんなで地域を支えていけるような取り組みを行なっています。
誰もが関わりやすい、そして興味のある「食」のイベントをメインに、
たくさんの方が楽しく関わっていく仕組みを作ることで、
マイナスだった獣害問題が、たくさんの方がたのしく関わることのできるプラスなできごととして、生まれ変わっています。
農業をやりながら、人気店「futaba cafe」を経営する西田さん。
元々兼業農家だったご実家を離れ、一時はサラリーマンとして関東で働いていました。
その後、篠山に帰ってきて、昔から好きだった農業を始めます。
農業をするうえで問題となってくる「販路」を、
できるだけ自分のところで完結するような仕組みを作るため、
農業と相性のいい「飲食」のお店をスタート。
自分で作った新鮮なお野菜やこだわりの作物を加工し、お店で提供することによって、
徐々に多くの評判とリピーターを集める人気店へとなりました。
農業になにかプラスすることによって、生計を立てるスタイルは昔の百姓ならではのやり方。
西田さんもそのやり方を軸として、農作業が落ち着く冬の間は狩猟をしたり、
様々な取り組みを行なっています。
レイキヒーラーという一見めずらしい肩書きをもつ中井さんは、
山岳ガイド、エステシャン、整体師、ピザ屋、蕎麦屋、バームクーヘン屋などなど、
ここには書ききれないほど様々なことをされています。
かつては、都会で会社員勤めをされていたこともありましたが、
その時「ローフード」という食事法に出会い、食の大切さを再認識。
篠山に帰ってきてからも、無農薬でお野菜を作ったり、
できる限りのことは自分で作る、無理のない自給自足の暮らしをしながら、
手をかざす癒し施術「レイキヒーリング」をメインに活動されています。
地域に帰ってきて、より人との関わりを広げながら、
自然と共に理想を生きる生き方を実践している姿は多くの方のロールモデルとなっています。
じつは、この時、鈴木さんと中井さんは初対面。
日々取り組んでいることや、これまでの経歴は様々ながら、
3人のお話をきいていると様々な共通点が見えてきました。
それは、みなさんが様々なやり方で、自然と共存しているということ。
鈴木さんは獣害対策をしながら里山をまもり、
西田さんは作物を作って環境をまもり、
中井さんは、自然のエネルギーを無理に扱うことなく自然な状態で暮らしています。
地域で暮らすうえで、自然と共存していくということはきってもきれないもの。
それを体現し、日々取り組んでいる3名のお話は、
地域や田舎の良さを感じることのできる大変魅力的なお話でした。
その後はゲストを交え、参加者の方と考えをひろげていくグループセッションの時間。
もちろんもちろん、毎度大好評の丹波のおやつをお共にです^^
今回の丹波のおやつは、丹波地域で丹精こめて作られた食材をふんだんに使ったイタリアン料理が楽しめる、丹波でも大人気のお店『クチネッタコメプリマ』さんの特製アンティパスト!
そして、そちらに合わせますのが、
はい、今回もバッチリ用意されております、メイドイン丹波の日本酒、花ひより!
こちらは、おやつ担当のつねさんがお酒が好きすぎて酒米から作っちゃったという、お酒愛があふれまくったお酒なのです。
そんなこだわりの逸品たちをいただきながら、今回お話したグループセッションのテーマは、
「食の感性の身につけ方」です。
食の文化も様変わりし、今ではたくさんの食べ物があふれています。
そんな中、本日のゲストの3名は、
どこか食の感性が高い、本当に美味しいものを知っているんじゃないかと思います。
本当に美味しいものを選ぶ、そして食す、には、どうしたらよいのか。
食の感性を磨く方法について、自分たちのことも振り返りながらみんなで考える時間となりました。
参加者のみなさまにはこれまでの自身の経験を踏まえ、
様々な考えをお話していただきました。
「食の裏側に隠れているストーリーや想いを知ることが大切なんじゃないか」
「これまでに自身が体感してきた食の思い出が関係するんじゃないか」
「自分がたべてるもので明日の自分は作られている、その意識をもつことが大事なのではないか」
などの様々な意見をみなさまから伺い、
食べるということについて、改めて振り返り考えることのできる非常に貴重な時間となりました。
毎回、19時から21時まで2時間開催しているソシエテ・リベルテ。
目からうろこな魅力的なお話が繰り広げられるゲストトーク。
みんなで考えを広げていくワクワクしかないグループセッション。
もうこれだけで来た甲斐あったんじゃないの感満載の丹波おやつ。
どれをとっても魅力的すぎて、
毎回「あともうちょっと…!」感がすごいことで有名なこのソシエテ・リベルテですが、
今回ばかりは、その「あともうちょっと…!」がすぐに満たされてしまうできごとが…!
なんと次回は、『丹波地域をまるごと満喫するエクスカーションツアー! in篠山』
名前のとおり、丹波地域を体感できる大満足の回なのです。
今回の訪問先は、今回ゲストとしてたくさんお話をしてくださった、
さともんの鈴木さんの活動の現場へお邪魔し、様々な活動の様子を見学できるほか、収穫体験もできたり、
そして、もうお話を聞いてるだけでお腹ぺこぺこになっちゃう西田さんが経営する人気のfutaba cafeさんにて特製ランチがいただけます!
これはこれは、
2回目に参加した方も、
残念ながら参加できなかった方も、
今これを見て猛烈にテンションが上がっている方も、
大注目・大満足のツアーとなっております!!
まだまだ参加者募集しておりますので、
ご興味ある方、是非ともご参加ください!
行ってよかったと思えるなにかが必ずありますよー!
一緒に丹波地域を満喫しましょう!!!
[ご参加費]
■大人3,500円(昼食・バス代、税込)
■こども2,000円(同上)
■未就学児のお子様は無料ですが、昼食は含まれておりませんので、当日キッズメニューを注文頂くか取り分けて頂くかたちになります。
[詳細]詳しくはこちらから
▼お申込:以下のフォームからお申し込みください
http://gift.sc/societe/societe_form
>>>「ソシエテ・リベルテ」って?
自由について語り合う「ソシエテ・リベルテ」。不便ゆえに自由……かもしれない「田舎のあるくらし」をテーマに、実感しながら、私たちの生き方を見つめ直してみよう!
■主 催 NPO法人gift(丹波市)+一般社団法人リベルタ学舎(神戸市)