空き家活用塾④空き家管理と空き家カルテ開催レポート

今年の空き家活用塾もいよいよ最後4回目となりました。

今年度は空き家を資源として見るため、みんなで空き家の価値を考えてきました。
前回、受講生の1人でもある西垣さんから相続相談アドバイザーとしてのお話を聞きましたが
他の受講生もどのような人がどのような考えで講座に参加してるのか自己紹介を一巡します。

市役所の職員さんや建築や資材の専門家、空き家が好きな人
いろんな視点から空き家について考えてきました。

お互いを知ったところで、出町さんから空き家の管理についてお話いただきます。
空き家管理の代行サービスは不動産屋さんが行っていたり、民間でされているサービスが多いのですが、
実は、世間には空き家管理士協会が認定している「空き家管理士」なる資格が存在しているそうです。

その空き家管理士協会のサイトに掲載されている
空き家管理のメニューには、通風・換気や通水チェック、庭木のチェック、雨漏りのチェックなど
遠方にいて、なかなか家の様子を見に来れない方などに向けたサービスですが、
普段空き家を見るときにどういうところを気にするのか、参考になりますね。

1回目の講座で、住まいづくり課の前川課長がお話してくれたように丹波市では
このようなサービスを受ける場合のサポートや、空き家管理ビジネスを立ち上げる際のサポートメニューが準備されています。

佐治倶楽部では、地域の人たちとより強いつながりの中で空き家管理のサービスも考えているようですが
地域と密着している分、なかなかお金をもらうビジネスというのがやりづらいというのが現状だそうです。

そこで、空き家見学会や空き家でキャンプなど、楽しくイベント化して空き家管理を交流の場にできないかと
ハードルを下げた形で取り組んでいます。

そのように色々な形を考えていくと、可能性がどんどん広がります。

後半は空き家カルテの作成

空き家カルテは、3年前に豪雨災害があった市島町前山地区で空き家をどうにかしたいという話があったときに
自治会で空き家を管理する仕組みとして発案されました。

空き家は1回調べて終わりではなく、経年とともに見ていく必要があります。
それをお医者さんが私たちの健康状態を記録していくカルテになぞらえて作られています。
自治会の役は任期ごとに交代してしまうので、こういうものがあると地域の空き家の状態が誰でもわかるし、移住希望者さんが来たときのマッチングにも便利です。
丹波市の空き家バンクと並行して、このような地域の単位でも管理できるといいですね。

出町さんから空き家カルテの書き方を説明いただき

各自、自分の家や地域で思い当たる空き家について記入していきます。

本来は自治会や地域の人が問診するような形で書いていく用のシートなのですが
身の回りの家について考える良い機会となりました。

最後に、今年度の講座を受けた気づきや感想をシェアリング。

それぞれの立場で感じたことは様々です。
空き家は専門家だけではなく、誰にでも日頃の生活の延長で関わるところがたくさんあるんですね。
その意識が広がっていけば、資源として活用される空き家も増えていくのではないかと思います。

これからますます増えていくであろう日本の空き家。
今ある家の価値をみんなで考えて管理して、まずは丹波から、ワクワクに変えていけたらいいですね。

空き家講座、全4回、お疲れさまでした!