地域資源のデザイン学コース1「商品の強みを知る」開催レポート

TAMBA地域づくり大学「地域資源のデザイン学」コース1回目
実践コースは4回講座です。

このコースは、株式会社SASIデザインの近藤清人さんが講師の
プロの第一線で活躍しているデザイナーさんから学べる贅沢なコースです。

20161207_190301

近藤さんの自己紹介も含めて、手がけた製品の1例をお持ちいただきました。
まずは、デザインとはどういうことか。なぜデザインが必要か。

20161207_183448

格好良いもの可愛いものを作ることがデザインではない
デザインは、消費者の課題を解決するための仕組み。
その結果が格好良さとか可愛さに現れているだけだそうです。

以前はマーケットインといって、市場を調査してそのニーズからものを作るという方法が主流だったり
プロダクトアウトといって、作り手がいいと思うものを作るという方法が主流だったりしてきましたが
今の時代は一人一人に対していかに体験を作るかということが重要になっています。

今の消費者は商品だけでなくその背景も含めて消費している。
カフェでお金を出してコーヒーを飲むのは、その時間を楽しんでいる。
はっきりとは見えないけど、にじみ出ている付加価値を、デザインで顕在化するのだそうです。

20161207_191101

近藤さんが今まで手がけて来た
・パッケージデザイン・プロダクトデザイン・ネーミングデザイン・インテリアデザイン
を例にどのように課題を解決してきたのか、お話いただきました。

20161207_191233

パッケージデザインでは、篠山のお米を例として、冷蔵庫で保管に便利で片手で簡単に計量できるボトル式、kg売りではなく、6合できっちり使える商品を作った事例。
プロダクトデザインでは、普段からすぐに持ち出せるところに置いておくべき防災グッズを玄関に置いてもお洒落で使えるスツールにした事例。
ネーミングデザインでは、早生黒という早熟なイメージがあった黒枝豆が2〜3秒で買うかどうか判断されているスーパーの売り場であまり印象を残せずにいたものを「一番黒」という、丹波・鮮度・本物感を感じつつ、ビールのおつまみをイメージし、ゴミが出ず、普段使いに都会の奥様や飲食店が選ぶようにした事例。
インテリアデザインでは、高さ、奥行、目線などで誘導される人間の心理を上手に操作し、人のコミュニケーションの課題を解決する店舗や町のデザインの事例をご紹介いただきました。
(実際にはもっと詳細な背景や経緯をご説明してもらってます!実際に聞きに来てもらえないと全ては伝わらない〜!)

20161207_192944

デザインの効用を学んだ後は自分の商品の強みを考えるワークショップです。

今回は、自社の商品の強みを考え→ターゲットを選定→ターゲットが抱える課題の整理→課題を解決するデザインについて考える
というプロセスで行います。

強みを見つける手法としてSWOT分析を行います。(Strengths強み、Weaknesses弱み、Opportunities機会、Threats脅威)
4人一組でインタビューをし合います。
じつはこのインタビューが重要で、答えは自分の中にあるんだそうです。

20161207_201002

みんな強みを出すのに苦労している模様。

img_4748

強みを出すときに、商品だけを見るのではなく、自分の今までの経験や今の環境、商品を作ったり売ったりする背景も含めて考えることがコツ。今までのことが助走であってそれをどう活かしてジャンプできるかが重要なのだそうです。

最後に、近藤さんたちSASIデザインが普段企業さんにしていることは、自分達が本当に何をしたいのかを見つけ出す経営コンサルをし、それを1秒で伝わるデザインをすること。
自分である程度デザインをできないと今のSNS時代を生き残れないので、デザインを教えるコミュニティを作っていることなどをお話いただきました。

とても濃い内容の1回目でした!次回が楽しみです^^